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2024.09.27
コラム

不動産売却後の登記手続きとは?手続きの流れと注意点

不動産売却後の登記手続きとは?手続きの流れと注意点

不動産を売却する場合、売買契約が成立したらそれで終わりではありません。

その後には「登記手続き」という重要な手続きが残っています。

登記手続きは不動産に関する情報を登記簿に記載することで一般公開する手続きであり、売却プロセスの最終段階となります。

今回は、不動産売却後の登記手続きについて詳しく解説します。

登記手続きの概要

登記手続きとは?

登記手続きとは、不動産の所在や面積、所有者の住所・氏名などの情報を登記簿に記載し、権利関係などの状況を誰でもわかるようにする手続きです。

この手続きを怠ると、法的に所有権が認められない可能性があります。

登記がなされていないと、買主は売主以外の第三者に対して「私が不動産の所有者だ」と主張できないからです。

 

所有権移転登記手続きの流れ

所有権移転登記手続きは以下の流れで行われます。

1. 売買契約の締結:売主と買主が売買契約を結びます。

2. 登記申請書の作成:登記申請書を作成し、必要な書類を揃えます。

3. 登記所への提出:登記申請書と必要書類を法務局に提出します。

4. 登記完了の通知:法務局から登記完了証の通知を受け取ります。

 

必要な書類

所有権移転登記手続きには以下の書類が必要です。

・登記申請書:所有権移転の申請書

・登記原因証明情報:売買契約の成立を証明する情報(具体的には売買契約書)

・委任状:登記手続きを司法書士に依頼するときの必要書類

・本人確認書類:売主と買主の運転免許証、健康保険証など

登記手続きの各ステップの詳細

売買契約の締結

まず、売主と買主が売買契約を結びます。

売買契約書は、登記原因証明情報として登記申請書と共に法務局に提出されます。

契約書には、物件の詳細や売買価格、契約条件が記載されます。

 

登記申請書の作成提出

次に、登記申請書を作成します。

登記申請書には、売主と買主の情報、物件の詳細、登録免許税などが記載されます。

登記申請書と必要書類を揃え、法務局に提出します。

 

登録免許税の納付

法務局に登記申請書と必要書類を提出すると、登録免許税が発生します。

登録免許税は物件の固定資産税評価額に応じて変動します。

登録免許税を納付することで、登記手続きが正式に受理されます。

 

登記完了証の通知と確認

登記手続きが完了すると、法務局から登記完了証が送られてきます。

登記完了証を受け取ったら、登記内容が正確であることを確認します。

登記内容に問題がなければ、所有権移転の登記手続きが正式に完了します。

注意点

手続きは遅延しないように

登記手続きは迅速に行う必要があります。

手続き完了前に当事者以外の第三者が登記手続きを完了させてしまうと、所有権を当該第三者に主張できなくなるからです。

 

書類には不備がないように

登記申請書や提出書類に不備があると、登記手続きが受理されません。

書類の内容をよく確認し、不備がないように注意しましょう。

不明点がある場合は、できるだけ早く法務局や専門家に相談することをおすすめします。

 

専門家へ依頼しよう

登記手続きは専門的な知識が必要となる場合があります。

特に初めての不動産売却の場合、専門家に依頼することで登記手続きをスムーズに進められます。

不動産会社や司法書士に相談し、手続きをサポートしてもらいましょう。

まとめ

 

不動産売却後の登記手続きは、買主が所有権移転を売主以外の第三者に主張するための重要な手続きです。

売買契約の締結から登記申請、完了通知の受け取りまで、手続きの流れをしっかりと把握し、注意点を押さえて進めることが大切です。

 

不動産売却に関するご相談は、ぜひ売却のプロである私たちにお任せください。