・不動産査定には「簡易査定」と「訪問査定」の2種類があります。
・「簡易査定」は築年数・間取り・敷地面積などの情報を基に概算の販売価格を査定します。
・「訪問査定」は営業担当者が物件を訪問し、建物の劣化などを確かめて査定額を提示します。

・査定依頼した不動産会社から1社を選定。売買の仲介をする「媒介契約」を結びます。
・媒介契約には「一般媒介」「専任媒介」「専属専任媒介」の3種類があります。
・不動産会社に仲介を依頼する際は、仲介手数料（成功報酬）が発生します。

・媒介契約を結んだ不動産会社と戦略を相談しながら、売却活動を進めます。
・不動産会社は広告・宣伝などで物件を広報し購入希望者を募り、内覧を設定します。
・売却者が居住中であれば、内覧の対応は売主自らがホストとなって行います。

・不動産の買い手が決まったら、売買契約を結びます。
・「重要事項説明書」を交付し重要事項を説明するタイミングを確認します。
・購入意思の確認として、引渡しまでの間に買主から手付金を受け取ることが一般的です。

・物件の引渡しは決済と同日中に行われることがほとんどです。
・所有権を売主から買主へと移す「所有権移転登記」の手続きも同時に行います。
・売主は「抵当権抹消登記」が必要な場合があります。

・家族構成や将来設計をもとに住む地域や家の広さ、入居時期など希望条件を整理します。
・新築物件にするか中古物件にするか、予算などに基づいて情報収集し、比較検討します。
・一戸建てにするかマンションか、どちらを選ぶかについても希望を明確にしておきましょう。

・整理した希望条件から物件の見当をつけ、おおよその購入価格を調べ上げ、資金計画を立てます。
・初期費用は足りるか、住宅ローンは無理がないかなど、短期・長期の視点から資金計画を策定。
・予算内で希望条件を満たす物件の購入が難しい場合は、希望条件の優先順位を決めましょう。

・不動産会社からの紹介、ネットや新聞折り込み広告などをチェックし、希望に合う物件を探します。
・物件探しを始めるのと並行して、漠然とした資金計画をより具体的なものへと進めましょう。
・必要な費用は物件の購入金額のほか、諸経費や住宅ローンの金利、毎月の返済額なども確認を。

・気になる物件が見つかったら、不動産会社に資料請求や問い合わせをします。
・不動産会社から連絡が来たら、モデルルームの内覧や実際に物件を見たい日にちを伝え、見学します。
・実際の物件の内見では設備や建具の不具合、日当り等をチェック。マンションでも入念に確認を。

・希望条件に合う物件が決まったら、不動産会社から売主へ「不動産購入申込書」を提出します。
・「購入申込書」には購入希望額、手付金の額、手付金と残金の支払い日、入居可能日などを記載。
・売主から「購入申込書」の内容で売りますという返答があったら、不動産売買契約に移ります。

・住宅ローンを借りる予定がある場合は、住宅ローンの事前審査（仮審査）が必要になります。
・住宅ローンの事前審査とは金融機関からの内諾。これに通過すれば不動産売買契約に移ります。
・事前審査には必要な書類があります。給与所得者は身分証明書、健康保険証、源泉徴収票など。

・不動産売買契約の直前に、「重要事項説明書」という書類を読み合わせます。
・重要事項説明書は物件の説明書と契約書案を兼ねた書類で、宅地建物取引士の資格者が説明します。
・重要事項説明書では、不動産の所有者は誰かなどの権利関係や物件自体の説明がなされます。

・「重要事項説明書」の読み合わせの後に「不動産売買契約書」を読み合わせ、記名押印します。
・不動産売買契約書は買主と売主の債権債務の権利関係を定めたもので、もっとも重要な書類です。
・不動産売買契約書で不明な項目が出てきたら、読み合わせ途中でも質問して解決するようにします。

・「不動産売買契約書」の締結が完了した後は、住宅ローンの本申込を行います。
・住宅ローンを利用する場合は、住宅ローン特約という特別な決め事を不動産売買契約書に記載します。
・住宅ローンを借りる場合にも諸費用が必要なため、あらかじめ金融機関か不動産会社に確認を。